増田ぴろよ masudapiroyo.com

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Posted on 2023-11-03
歌舞伎町の百徳

『歌舞伎町の百徳』

2023年11月26日(日)13:00〜22:00(最終入場21時まで)
参加費:1,500円 【布割】歌舞伎町の思い出の布を提供してくれた方には感謝の500円割引
入場特典:歌舞伎町の百徳袋

※予約不要/お1人様100分制

内容:歌舞伎町の高級クラブで、歌舞伎町にまつわる布を集めて縫いつなぎ「歌舞伎町の百徳」をつくろう。縫い疲れたら百徳マッサージで癒されよう。

ゲスト講師:キサブロー   

ライブフォト:上村多葉 | attend:やまだ
百徳マッサージ:usisatosi  たまに 増田ぴろよ

会場:歌舞伎町某高級クラブ

【同時開催】

『百徳マッサージの世界へようこそ』

施術者はタイ古式マッサージ師としても活躍するドラマーusisatosi氏 と、なぜかタイ古式マッサージを習得している増田ぴろよ。

世界初。百徳に包まれながらほぐされる「百徳マッサージ」を体験してください。

当日の記録
たくさんの歌舞伎町らしいギラついた布が集まりました。ご協力ありがとうございました。

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Posted on 2023-07-01
加賀温泉郷の百徳

加賀温泉郷フェス2023に参加します。

増田ぴろよワークショップ『加賀温泉郷の百徳

百徳は祈りのためのパッチワーク。あの子の健やかな成長を願うため、百軒の徳の高いお宅から布を集めて縫いつなげた「百徳」を着物に仕立てる百徳着物は、江戸時代から続く石川県の習俗でありました。

『加賀温泉郷の百徳』は、徳の高い加賀フェス参加者のあなた様から布を集めて縫いつなぐワークショップです。

募集する布はTシャツやハンカチなど何でも歓迎。

推しにまつわる布も、他界したあの界隈の遺品でも、あなたの思い出の布をよろこんで預かり請けます。

令和五年の七月十五日、加賀フェスの名のもとに湯を沸かすほどの情熱を持ち寄って、加賀温泉郷までたどりついた今ここにある縁。

愛も執着もふつうの好きも。思いをぜんぶ縫い繋げて加賀温泉郷の百徳をつくりましょう。布をください。

 

7月15日(土)

12:00-18:00

参加無料

事前予約不要

 

【同時開催】

『百徳マッサージの世界へようこそ』

世界初。「加賀温泉郷の百徳」ワークショップ空間で、百徳に包まれながらほぐされる「百徳マッサージ」を体験してください。

施術者はタイ古式マッサージ師としても活躍するドラマーusisatosi(https://twitter.com/usisatosi)氏。

 

・百徳マッサージ(タイ古式)…10分:1500円/20分:2000円(10分延長…1500円)

・百徳ヘッドマッサージ…10分:1500円

・百徳トークセン(木槌)…10分:2000円

 

好奇心旺盛なあなたにおすすめ。加賀温泉郷フェスだけで体験できる、百徳の癒しをどうぞ。

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Posted on 2023-05-04
背守り

増田ぴろよ個展
『背守り』
会期:2023年 5月19日(金)- 28日(日)
13:00-19:00 会期中無休
会場:神保町画廊 東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1F

着物制作:キサブロー

statement:佐々木ののか

photo:櫻田宗久
model:七菜乃 |  Ricky

organizer:去勢合同会社

無☆病☆息☆災★平☆安☆長☆春

呪いに抗する祈りと連帯 ~流転する愛と毒~ 佐々木ののか

愛は祈りだ。そして、呪いにもなる。いずれも矛盾しない。愛を手渡す人の意思にもよらない。たとえば、母の愛情がそうだ。子の健やかな成長を願わぬ親がどれだけいようか。あるいは、母から1mmも毒を受け取らぬ子がどれだけいようか。

祈りは、どこから呪いになるのか。

その境界を裸足で歩き続けてきたのが、増田ぴろよである。

増田が歩く道には、いつも「毒母」の存在があった。そもそも、彼女が男性器が描かれた布を切り刻み、縫い合わせる「キルト」という手法を選んだこと自体、過剰な母性を表現するためであったという。中でも、個展「正しい娘。」は、「毒母」をテーマにしたキルト作品群の集大成とも言える展覧会だった。「正しい娘。」は同じタイトルで過去2回開催している。2017年には歌舞伎町の某高級クラブで、2021年には新宿眼科画廊で、いずれも新宿で展開された。2度の「正しい娘。」を経た増田は、母の毒が充満する部屋から出る糸口を掴んだ、と思ったという。

しかし、修験道は続いていた。彼女が見てきた景色のすべてを、私は知らない。けれど、2017年の「正しい娘。」以降、彼女は「連帯」の輪郭を探ってきたように思う。たとえば、2022年に開催したワークショップ「キルトマッサージの世界へようこそ」では、新作キルトとキルトクッションに囲まれたキルト空間で、希望した来場者にマッサージを施し、物理的な連帯(キルト)と癒し(マッサージ)に挑戦した。後に増田は「同じ傷、同じ敵から生まれる絆の脆さに疲れてしまった。技術と手仕事に集中することだけが、私が向き合える連帯の精一杯 」と語っている。

2023年5月に行われる本展は、2017年以降培ってきた増田の思念が体現された展示と言えるかもしれない。新宿という愛欲の磁場で繰り返し行われた「正しい娘。」は、土着の文化へとたどり着く。

本展の表題でもある「背守り」とは、子どもの着物の背中に施された魔除けのお守りのこと。現代以上に、子どもが命を落とすことが多かった時代に、子の健やかな成長を願って施された。子を想う母の愛情と言い換えても差し支えないであろう背守りを、自らの手で施し、訪れた人に手渡していく。そこには、かつて愛を呪いとして受け取る娘でしかなかった増田の姿はない。

本展では13点の背守りのほか、百徳の着物が展示される。百徳もまた、子に健康に育ってほしいという母の一念から、長寿の知人や徳のある年寄りの家からもらいうけた端裂(はぎれ)を、祈りをこめて接ぎ合わせてつくられた着物だ。2023年2月に新宿二丁目の「Artbar星男」にて行われたワークショップ「新宿の百徳」には、新宿にまつわる端裂が富貴寄せられた。これらの縫製を担当したのは、創業100年の仕立て屋「岩本和裁」の4代目であるキサブロー。氏の提案で、集められた端裂は「打掛」と呼ばれる、格式高い婚礼衣装と同じ丸みをおびた袖の形の百徳着物として仕立てられた。正しくはない欲望、煌びやかな夜。さまざまな想いが染み込んだ端裂は、赤とピンクの糸をもって連帯する。

これまで「小さくて綺麗なものをつくってたまるか」と毒にも薬にもならないものへの嫉妬を抱えてきたという増田。そんな彼女が、今回の背守りのように美しい小作品をつくる決心がついたのは、さまざまな人の想いが詰まった百徳着物という大作を完成させられたことが大きいという。五角形の中にリボンモチーフを施した背守りからは、陰陽道で魔除けの呪符として伝えられる五芒星と連帯を想起させられる。呪いに抗すること、すなわち祈りの一つの解として、連帯があるのかもしれない。

ところで、連帯という言葉はあまりに美しい。連帯しようという正しい想いだけでつながれるほど、人は無垢でも、単純でもない。だから、私はこれまで連帯という言葉を聞くたびに、鼻白んできた。しかし、増田が表現する連帯は、毒も呪いをも包摂している。ゆえに嘘がなく、強固である。あえて言葉にするならば、私はそういうものにこそ、フェミニズムと希望を見出したい。今なら、縁を絶ったかつての“姉妹”たちとまた、手を取り合うことができるだろうか。

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Posted on 2023-01-28
新宿の百徳

『新宿の百徳』

会期:2023年 2月3日(金)20:00〜 15日(水)
場所:Artbar星男 東京都新宿区新宿2丁目6-8 小沢ビル1F
organizer:去勢合同会社
【営業時間】
月~木、日曜日 20:00~02:00
金、土曜日(祝日前)20:00~05:00
☆Charge 800円 ドリンク 700円~

☆ランチ営業時間
毎週火曜〜金曜 11:30〜14:30

端☆切

 「百徳」は祈りのためのパッチワーク。

かつて日本では地域の布を集め、祈りをこめて縫いつなげた「百徳」を着物に仕立てる風習がありました。

『新宿の百徳』では来場者から新宿にまつわる布(ハギレ)を集めます。
布は10cmの正方形に切りそろえ縫いつなげ、新宿の百徳きものを会期中に仕上げます。

銀河の様な百徳は新宿と似ている。
祈っているように、私たちを包む。

端☆切

『新宿の百徳』

とざいとざい新宿区

ならず者参る歌舞伎町

植込はみ出るトー横キッズ

繋がり求めてさまよう大久保

四谷の酔狂、ゴールデン街

西新宿の親父の唄

許し許され末広町

御苑おまえは許さない

孤独の銀河を渡ればそこは

新宿二丁目bar星男

 

あの日あの時あの場所で

君に出会ってしまうから

明日には忘れてしまうから

名もなき誰かの残物に

抱かれて夜は走りだす

共闘しあった仲間じゃないか

今はこの地がちょうどいい

流れ流れて向こう岸

つかず離れずいずこへと

 

大丈夫。後ろは背守りを。

先人たちと新宿で待つ。

端☆切

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Posted on 2022-11-17
キルトの裾野

増田ぴろよ個展
『キルトの裾野』

夏の終わりのキルトパーティーにて皆で作ったキルトが大きなひとつの作品になります、なりました。
会期:2022年 12月2日(金)- 7日(水)12:00 – 20:00(最終日は17時迄)
場所:新宿眼科画廊 (スペースO)東京都新宿区新宿5丁目18-11
organizer:去勢合同会社 
入場料:500円
入場者特典:ZINE + ポストカード (現在、新宿眼科画廊オンラインショップにて少部数販売しています)
artist:佐々木ののか(statement) / うつゆみこ(photo)

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憎しみを昇華し尽くした先に現れた山 : 佐々木ののか

――ペニスを切り刻んで解体し、祈りながら連帯する。

これまでの増田ぴろよの作品群を、かなり乱暴に言い表すことが許されるならば、この一言に尽きるだろう。

増田のアーティストとしてのキャリアのはじまりは2011年、男性器をモチーフにしたテキスタイルを制作することに端を発している。2013年には初の個展『新宿回転ベッド』が新宿眼科画廊で開かれ、2012年頃に制作した男性器をモチーフにしたテキスタイルと、それらを縫い合わせたパッチワーク・クレイジーキルトで飾りつけた電動回転ベッドを展示。2014年には男性器モチーフのテキスタイルを縫い繋げた『キルト』の制作を始める。男性器を表現する素材がテキスタイルである理由は「憎しみを切り刻みたかったから」だ。2015年の『新宿回転ベッド 男犬・MOTHER』では、展示期間を前後期に分け、電動回転ベッドの上で2つの作品を展示した。前期の「男犬」では、男性への信仰と消費との狭間で揺れ動く自分自身を俯瞰しながら見つめ、後期の「MOTHER」では“母”から“娘”へと伝承される呪いをテーマにした展示を開催。会期中は、「犬」と「男」と「母」がベッドの上でぐるぐる回る中、演劇やアーティストトークが行われた。同展示で発表された男性アイドルとの接触目的で大量購入されたCDを、ペニスを模した彫刻に切り刻み貼り付けた「鎮魂ミラーボール」は、偏愛の終着駅とも言える作品だ。

2017年には歌舞伎町の高級クラブで個展『正しい娘。』を開催。水商売という虚構の場に「私って可哀想」という文字を綴ったキルト作品群を展示し、クラブのVIP席にはかつての”推し”被りと共同制作した大作「共闘のブラックホール」が鎮座。それらを「鎮魂ミラーボール」が照らしだす地獄は、あまりにも素直で正しい。同時期に自身のテキスタイルプロダクト「去勢」を立ち上げる。男性器モチーフのテキスタイルを商品化した理由は「怒りを手放したかったから」だとのちに増田は語っている。男性器モチーフの傍らには、常に憎しみや怒りの昇華がある。また、2020年からはキルトの共同制作に着目し、ワークショップを取り入れた個展「キルトパーティ」を定期開催し始めた。

男性への憎しみが渦巻く環境に身を置き、湧き上がる情念を原動力に布を切り刻み、祈るように縫い合わせ、キルト作品をつくる。具体的な人物や出来事を表象しないまでも、キルトは常に、増田の人生ひいては生活に即したものだった。それは今回の展示においても例外ではない。

本展示作品のモチーフは「山」だ。

増田にとっての「山」とは、資本主義とロマンティック・ラブ・イデオロギーの歪み渦巻く「歌舞伎町」からの逃避先なのだという。資本主義も、盲目な恋愛も、焼ききれんばかりに速度を増していく点においては重なり合い、愛情表現として金銭を手渡す折には等価となる。彼女にとって両者は、常に並列する存在なのだろう。

しかし、資本主義とロマンティック・ラブ・イデオロギーこそ、これまでの増田の“主戦場”だったはずだ。そこを発とうと決意した根底には、彼女の生活に生じた喪失が横たわる。

大切なものを失って改めて存在の大きさを知った、などという言葉はぬるすぎて奥歯がすり減るが、自分の世界に大きな穴が開くほどの喪失なら、足場が抜けて、世界の捉え方が変わることはあるだろう。また、大切なものを失った大きな穴をすっぽり覆うようなかたちで、かけがえのないものの輪郭が、新たに露わになることもある。

「欲しいものがやっとわかってきた」と増田は言う。そして、「憎しみに時間を使う余裕がもうない」ということも。

今回展示されるのは、「山」の一点だ。過去最大級の「山」は、145×145cm の大作で、2022年8月に新宿眼科画廊で行われた展覧会・公開制作ワークショップ「夏の終わりのキルトパーティー」にて参加者とともにつくったキルトと、思い出の布、増田の普段着を縫い合わせてつくられた。同ワークショップには男性の参加者も多く、「傷の連帯ではない状態でも、アートの場に人を招き入れることができるようになった」と増田自身が手応えを感じた機会でもあった。そこにかつての憎しみや禍々しさはなく、代わりに穏やかな生活の匂いがある。

また、今回新たな試みとして取り入れられたのは、刺し子だ。いつか取り組まなければと思っていながら先延ばしにしていたという刺し子を、本作から取り入れるに至った背景にも、やはり喪失の存在がある。彼女の真ん中に空いた大きな穴を埋めるには、工程の多い手作業に没頭する時間が必要だった。油断をすれば泉のごとく湧いてくる悲しみを針先にこめ、糸を布に縫い込んでいく。その時間はまさに、祈りそのものではなかったか。

光に照らされて透けて見える山は神々しく、裾広がりのローブを着た天女が空に向かって祈りを捧げる姿をも彷彿させる。

彼女は繁華街を抜け出し、山の裾野を歩き出した。
彼女はこれからどんな景色を見るのだろう。

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Posted on 2022-08-06
夏の終わりのキルトパーティ

*・゚゚・*:.。..。.:*・゚オンライン対応展覧会・*:.。. .。.:*・゚゚・*

『夏の終わりのキルトパーティ』

おうちでキルトを使ってキルトの公開制作・ワークショップを開催します。

オープンアトリエ(公開制作/ワークショップ/配信)
2022年 8月26日(金)〜31日(水)

場所:新宿眼科画廊 地下
時間:14:00-19:00
主催:去勢合同会社
*・゚゚・*:.。..。.:*・゚キルトパーティってなんなの?・*:.。. .。.:*・゚゚・*
過去の開催記録 >>キルトパーティ1   >>キルトパーティ2
キルトパーティは増田ぴろよの個展でありオープンアトリエ。おうちでキルトを使って公開制作・ワークショップを開催します。今回のワークショップ&配信は初心者でも簡単につくれるキルト作品作りです。作ったキルトのピースは1つお持ち帰りできます。一緒にキルトを縫いながらおしゃべりしましょう。
アニメーション制作:冠木佐和子
*・゚゚・*:.。..。.:*・゚みんなで歌おう『キルト軍歌』・*:.。. .。.:*・゚゚・*
キルトパーティのテーマソングであり反戦歌『キルト軍歌』を合唱しましょう(希望者のみ)
8月26.27日は川畑智史さんによるレコーディングもあります。(希望者のみ)
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Posted on 2022-05-19
キルトマッサージの世界へようこそ

増田ぴろよ個展
『キルトマッサージの世界へようこそ』
身体はアート。新作キルトとキルトクッションに囲まれたキルト空間へようこそ。
『キルトマッサージの世界へようこそ』は身体とキルトの可能性を探る、リラクゼーションをテーマとした展覧会です。

2022年5月27日-6月8日

会場:Art bar 星男
新宿区新宿2-6-8小沢ビル1F

入場料:800円
主催:去勢合同会社

【営業時間】
月~木、日曜日 20:00~02:00
金、土曜日(祝日前)20:00~05:00

Photo by うつゆみこ

連帯 というものに過剰に期待してしまうのは、私がケアにめっぽう弱いからだ。

あのひとから得られなかった愛情は、いつも形を変えて目の前にぶら下がる。

癒しは卑し。欲しがりません勝つまでは。あなたのためを思って言っているのよ。

愛の名の下に投げかけられた呪いの言葉に自律神経は萎縮する。

労働。昼はミソジニストに、夜はミサンドリストに四面楚歌。

凝り固まった社会的性格差に身は引き裂かれるわで血がじんじん。

「私ってかわいそう」

リボンの絆は鎖のようで、優しさにすら疑心暗鬼。

私たちを絡めとる愛は、過去からずっと地続きで続いている。

かつて高値で取引された私たちのあの資源は枯渇して追証。
信用取引じゃ副交感神経は休まらないしリンパは詰まるし呼吸は浅くなるし。
岸田ダダ下がりの日経平均NISA年120万円で買える手堅い安心iDeCoおでこ頭皮は硬くなるし。

こんな日本で。
男根模様のテキスタイルを切り刻み繋げたキルトは、いつかあなたの傷をかばうかも・しれない。

“キルトマッサージの世界へようこそ”

【会期中イベント】
「キルトマッサージ」
身体はアート。キルトマッサージはキルト空間の中でアートと身体の可能性を探るワークショップです。

キルトに包まれながら揉まれまくります。
ご予約はキルトマッサージ予約フォームから。前日23時まで受付可。

“キルトマッサージコース”ワークショップ内容:
・40分コース…5,800円/19:00〜
・60分コース…6,800円/19:00〜

マッサージ内容:整体・タイ古式・ロミロミを手技とした疲労回復マッサージです。
身体の凝りに合わせてしっかりほぐします。 足・肩・首などは部分的にオイルを使用してリンパを流します。

※入場料800円込みの料金になります。
※襟ぐりのあいた揉まれやすい/動きやすい服装でお越しください。Tシャツ/ハーフパンツもご用意しています。
※始まる前からすみません。体調によってはお断りする場合があります。
※怖くないです。

-展覧会の記録-

 

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Posted on 2021-12-18
アートジュエリーとテキスタイル展

増田ぴろよExhibition
『アートジュエリーとテキスタイル展』
ジュエリー制作:Chauncey Utley
撮影:うつゆみこ
 増田ぴろよ× Chauncey Utleyによるアートジュエリーを展示・受注販売します。
♀>♀>♂>♂
日時:2021年12月31日~2022年1月4日
時間:13 : 00 – 20 : 00
会場:東京都新宿区歌舞伎町1丁目3-11 梅村ビル7階  >>会場までの道のり
入場料:1000円(ジュエリーカタログZINE+ポストカード付)
♀>♀>♂>♂
歌舞伎町という超資本主義の世界で”奇妙な駒”として生き抜くサバイバーのためのアートジュエリー。
夜職をテーマにした4種類のリングを発表します。
BIG MAMA(ママ:捕食者あるいは名誉男性)
GOOD GIRL(ヘルプ:正しい娘。)
BOY(ボーイ:捨て駒)
MARRIAGE(客:ただそれだけの存在)
この4種類のリングは、超資本主義の社会構造を学ぶ知育ボードゲーム 「正しい娘。」(現在製作中)内のアイテムとしてChauncey Utley氏が制作したものです。
◆BIG MAMA RING(ママ:捕食者あるいは名誉男性)
奴らが欲しがる言葉を与えればペテンは予言者に。
大箱を支配する「正しい娘」たちのママ。

あやしく光る巨大な黒蝶貝。それを支えるのは太くて長い2本のペニス。
宝石の裏側にはママである象徴の乳房が降臨しています。
客よ、娘よ、立派に育ちなさい。
本営も色恋も、何が真実なのかは最後までわからない夢。売上だけが真実。

◆GOOD GIRL RING(ヘルプ:正しい娘。)
選ばれるために彼らが望む正しい形に擬態すれば「お前のような女がいるから」と、投げられる石。
石はキティピンク(濃いピンク)とマイメロピンク(うすいピンク)の2種類。
◆BOY RING(ボーイ:捨て駒)
夜の街、高下駄を履いた奴らをケアする要員。
不能のヒーロー。顔の無いロストワン。

大学卒業を祝う記念品”カレッジリング”をイメージしたリング。
左右に配置されたペニスは…男根というよりもはや”魔羅”
いかつめのシルバーリングには輩っぽさもありながら、
学歴ごときで下克上をもくろむ弱者男性の拗らせも表現しています。

◆MARRIAGE RING(客:ただそれだけの存在)
社会の歯車にはまった狸。 
捕食し肉を捌けば肥大した心臓はさみしくて臭い。

見ての通りTHE鬼頭なペニス感あるリング。
ひっくり返せば結婚指輪に擬態できるのがポイントです。
つるりとした鬼頭の鏡面に映りこむのは誰…?匂わせましょう。
シンプルでありながらロマンティック・ラブ・イデオロギーへの疑問を投げかける社会派ジュエリー。

他、オリジナルテキスタイル『去勢』の新作テキスタイル、新作ペーパーアイテムを使ったワークショップも開催します。
新作テキスタイル1『Cherry』
新作テキスタイル2『Penis Moochrome』
再販のテキスタイル『♂⭐︎♂⭐︎♂』※抗菌抗ウイルス作用の素材になりました
会期中ワークショップ
【ぽち袋を作ろう】
新作Penisペーパーをたくさん用意しました。
年末年始に大活躍なぽち袋を作りましょう。お年玉やちょっとした謝礼にどうぞ。
※予約不要
 

【アーティストトーク『私と名誉男性』配信】

増田ぴろよ×Chauncey Utley、増田ぴろよ×不定期ゲストがツイキャス配信。

展覧会場で『私と名誉男性』について語ります。

>>チケット販売ページ

名誉男性とは…男性社会に過剰に迎合し特権を得て、心にペニスを内在化してしまった女性を揶揄する言葉。(私の持論です)

なぜ私は彼女たちに惹かれてしまうのか?名誉男性はどこから来てどこへ行くのか?

今回、名誉男性というテーマでアートジュエリー『BIG MAMA RING(ママ:捕食者あるいは名誉男性)』を制作してくださったChauncey Utleyさんと共に語り合います。名誉男性について造詣が深いあのゲストも不定期参戦。

※アーカイブは2週間後まで観られます。

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Posted on 2021-11-04
キルトパーティ2

 

 

アニメーション制作:冠木佐和子

▲『おうちでキルト』イメージビジュアル:Photo by 七菜乃

おうちでキルト(試作品)を展示したキルトの公開制作・ワークショップイベントも開催します。

キルト・ワークショップイベント
『キルトパーティ2』
会期:2021年11月27日(土)28日(日)の2日間。

会場:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目3−11 梅村ビル 7階 >>会場の入り口がわかりにくいので参考画像
時間:14:00-22:00
主催:去勢合同会社

キルトパーティは増田ぴろよのオープンアトリエ。
歌舞伎町の高級クラブにてキルトの公開制作と展示/オリジナルテキスタイル「去勢」の展示/ワークショップを開催します。
一緒にキルトを縫いながらおしゃべりをしましょう。
※キルト制作をしなくても大丈夫です。観覧だけのご来場も歓迎です。
※在宅でキルトパーティ2を体感できる配信企画「キルトパーティ2」オンライン参加チケット+ZINEも開催します。

- 何 を や る の か -
キルトの公開制作/ワークショップ
去勢の新作・旧作テキスタイルの展示。お蔵出しのテキスタイルもあります。
『キルト軍歌』合唱&レコーディング(希望者のみ)
・世界初『キルトマッサージ』(希望者のみ)
バンコクのワットポー寺院にてタイ古式マッサージを習得した増田ぴろよによるキルトマッサージ。
11/28(日)は川畑智史氏もタイ古式マッサージのセラピストとしてゲスト参加します。

ただひたすらに力の限りキルトを制作し続け、時には歌い、リンパを流し、語り合う。
癒しと共闘の2日間です。

▲会場撮影:うつゆみこ

▲ワークショップ風景:Photo by 甘い

【配信「キルトパーティ2」オンライン参加チケット+ZINE】

販売ページ>>https://masudapiroyo.official.ec/items/55821775

在宅でもキルトパーティ2を体感できる配信企画。
2021年11月27.28に開催する「キルトパーティ2」会場からアーティストトークとキルト制作を配信します。
購入者にはツイキャス配信の招待URLをメールでお知らせします。
ツイキャスにログインしてご覧ください。

※ZINE『キルトパーティ2 参加者の手引き』も郵送します。(発送は2021年12月上旬になります)
A5サイズ | 28ページ
制作:増田ぴろよ
Photo by 七菜乃
model: 真珠子 | roland | 湯島ちょこ

【アーティストトーク】

真珠子×増田ぴろよアーティストーク配信

『キルトと共感』

2021年11月15日(月)17:00~予定
>>
チケット販売ページ 

『キルトパーティ2』に向けて決意表明のアーティストトーク配信。

会場は夕暮れの歌舞伎町。ゲストに真珠子さんをお迎えし、共にキルトを制作しながら「共感」について語り合います。

ツイキャス配信チケット:1000円【購入者特典あり】

※配信のアーカイブは11/29迄観覧できます。

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Posted on 2021-11-02
去勢

『去勢』

『去勢』(https://masudapiroyo.official.ec)はオリジナルテキスタイルとグッズを販売しています。
2021年秋現在、およそ9種類の柄と3種類の素材(サテン・オーガンジー・抗菌)のオリジナルテキスタイルを展開しています。

- お知らせ -
去勢合同会社に法人成りしました。
会社名は「去勢」です。ひとりの会社なので役職は社長じゃなくて代表社員になります。
2011年から作家活動を始めて今年でちょうど10年目。
これからも継続していく意思があること、関わってくださる人や企業が増えたことから法人化に踏みきりました。
おそらく見切り発車です。
クセが強すぎる事業内容のせいなのか行政書士さんが見つからずDIYでの定款作成、終わらない不備…法務局の受付の人にまで心配されるし私もすごく心配。

法人化することで得られる長所は周りに還元できるものが増える(かもしれない)…というのは先の目標で、先ずは一人で立ち上がること。責任を負うことありきです。

10年続けられた歴史を振り返ると、私はこれからも失敗し続けるし、きっと痛い目にあうでしょう。
事業内容「美術/男性器モチーフのテキスタイル販売」の会社ができる社会貢献とは何なのか…考えながらのトライ&エラーの始まりです。

https://masudapiroyo.official.ec

「去勢」という会社名には、男性器(家父長制の隠喩)の解体の意味があります。
10年前に増田ぴろよ名義での作品を制作しはじめたのは、間違いなく怒りの感情からでした。
過去の私にとって、男性器モチーフは社会の象徴でした。
なぜ私は「女」なのか。社会から押し付けられる役割と、それを演じてしまう自分への違和感。無かったことには出来ない怒りに向き合いたくて、私はアートを通じて社会に執着していたのだと思います。

こんなに暴力的で歪んだ表現でも、ありがたいことに面白がってくれる方たちがいたおかげで1人にならなかった。継続することが出来た。

ふと我にかえって、なぜ私の部屋はこんなにちんこだらけなの?と自分の継続のしょうもなさにがっかりする夜もあります。

それでも隣にいてくれる人、会えなくてもSNSなどで関わってくれる人、見守ってくれる人に還元するものがあれば理想だと思います。

読んでくれてありがとうございます。
去勢合同会社 代表社員
増田ぴろよ

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