増田ぴろよ masudapiroyo.com

Information

「男犬」増田ぴろよExhibition 新宿回転ベッド [前期]

増田ぴろよExhibition 新宿回転ベッド [前期]
「男犬」
2015年7月03日(金)~15日(水)12:00~20:00(15日~17:00) ※木曜日休廊

>>新宿眼科画廊 告知ページ

絶対に私より先に死なない犬が欲しい。雄の犬ならなお可愛い。
犬を飼い、狩りに旅立ちときどき買う。
男を信仰すること、消費すること。やがて私が消滅すること。
実験と挑戦のその先に見える景色を、今日も夢にみる。

【写真展示1】
うしじまいい肉 × フチザキ
「犬ども」

【写真展示2】
インベカヲリ★
「かなえとみよこ どっち好き?」 

展示風景の一例

 

 

 

熊♥おれはてまえを憎くて殺したのでねえんだぞ♥おれも商売ならてめえも討たなけぁならねえ♥ほかの罪のねえ仕事していんだが畑はなし木はお上のものにきまったし里へ出ても誰も相手にしねえ♥仕方なしに猟師なんぞしるんだ♥てめえも熊に生れたが因果ならおれもこんな商売が因果だ♥やい。この次には熊なんぞに生れなよ♥」

そのときは犬もすっかりしょげかえって眼を細くして座っていた。

何せこの犬ばかりは小十郎が四十の夏うち中みんな赤痢にかかってとうとう小十郎の息子とその妻も死んだ中にぴんぴんして生きていたのだ。 それから小十郎はふところからとぎすまされた小刀を出して熊の顎のとこから胸から腹へかけて皮をすうっと裂いていくのだった。

それからあとの景色は僕は大きらいだ。」

宮澤賢治 なめとこ山の熊より


2014年の年末は3人の女から私の存在が許せない、殺したいと言われた。私への執着心に、野蛮というか野性味を感じてどきどきした。動物の中で唯一 執着心を持っているのが羆だという。自分を殺そうとする羆の腹の中身は、真っ暗で何も無かった。なぜその程度の男に、こうありたい自分を賭けてしまったのか。そこまで行ってしまった末に待っていたのが本当に本当の無でつまらなさしか見えないのが恐ろしかった。


「連帯できる女」と「敵としての男」の2種類しかいなかった。
女に期待しすぎていたし、男という生き物をまったく信用していなかった。
2015年に2人の男と暮らしはじめて、連帯できる男の登場に世界が変わった。

恋に恋する友達と長電話をした。
男を登山に例えた結果、出した答えは「高みを目指して山となれ」
ここまで行ってしまった私たちもまた恐ろしくてげらげら笑った。

人間社会でちょっとこじらせすぎた私たちだから、いちど野生に戻って大自然に抱かれてみるのも悪くないと思った。
さんざん贅沢に暮らしてきたから今さら野生には戻れないけれど。
野蛮には生きられない。銃は持ちたくない。そんなわがまま。
襲ってくる羆を銃で射つくらいなら、才能で殺しあいがしたい。

こじ開けた新生活はささやかな冒険と挑戦の連続です。

RSS Feed  Posted on 2015-07-12 | Posted in Information | No Comments »

Related Posts